ニュース
熊本地震災害ボランティア
この度発生しました熊本地震。。。私達が普段携わるインフラ関連での被害というのはニュースだけではそれほど大きくなかったように感じましたが
先週の週末にボランティアに行ってきました。会社ではなくあくまで個人的に・・・ですが。
熊本市だったのでそんなに被害はないかと思っていましたが、大通りの脇に入るとブロック塀の倒壊や古い家の被災が各所に点在していました。
今まで東日本や福知山の水害・鬼怒川の水害等々さまざまなボランティアに参加させていただきましたが、今回は少し状況が違いました。
倒壊寸前の家屋からおじいちゃんおばあちゃんが大事にされてきたもの、倒壊は免れない状況下で生活をされていました。
倒壊に加え、雨による腐食臭、天井や壁からのほこりと衛生面がかなり劣悪な状態でした。”作業”も効率よく早くと考え、思い出の品や大事な生活空間を
”物”としか見ていない自分に気付き反省しました。ボランティアに慣れてくると要領を掴むので被災された方々よりも迅速に作業を進めれる自負から
勘違いをしていました。被災された方にとっては思い出の家屋。どんなに使えなくなっていてもゴミでは決してないと。。。
帰り際に泣きながら感謝されると勘違いしていた自分が恥ずかしく、悔しく、申し訳なく思いました。
ボランティアは土曜・日曜の2日間での予定でしたので後悔の念を抱えながら岐路につくしかありませんでした。
人の気持ちになってものを考える事の大切さを改めて感じたボランティアでした。
これからも復興に向けて大変なご苦労をされると思います。阪神大震災のお返しを自分が出来る範囲ではあるのですが精一杯させていただきたいと思います。